講 義 科 目

更新日 : 1998/12/01

本 科  2学年  電気計測 (萩原、和田)

          コンピュータ概論 (和田)

     3学年  電子計測工学 (和田)

     4学年  情報処理 (萩原

     情報処理指導書 ここをクリックして下さい。

研究科  電子計測特論 (萩原)

      電子工学演習 (和田)

      電子工学実験  (萩原、和田)

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電 気 計 測

(区分:専門必修)

(対象学生:2学年後期)

担当教官:萩 原 述 史

(電話:2287)

1.授業の位置付け及び目標

 電気系の学科では電気計測学は必ず必修科目として取り入れられており、基礎科目として取り扱われるのが普通である。一方、計測器や測定の基礎となる標準器などは最先端の科学技術が用いられるので、それらの原理を理解するためには高度の知識を必要とするという問題がある。

本講義では電気磁気学、電子理論、電気回路、電子回路、電気数学、電気・電子材料などの関連学科の進度を考慮しつつ、電気計測の基礎を理解させるとともに、電気・電子工学の進歩と電気計測の進歩の関連について考えさせることを目的とする。

2.教科書    基礎電気電子計測の計測  菅野 充  コロナ社

  参考書    電気の歴史        高木純一  オ−ム社

         電気応用計測             電気学会

3.講義内容

 (1) 素養テスト 電気磁気学、電気回路の復習

 (2) 計測の基礎

    科学技術の進歩と計測

    電気計測の内容

    計測用語     計測と測定 、正確さ、精密さ、精度

    測定方式 直接測定と間接測定、 比較測定と絶対測定

 (3) 単位     SI。電流の定義とμ0、ε0 の導出

   電気標準      クロスキャパシタ、ホ-ル抵抗標準、ジョセフソン電圧標準

 (4) 測定値の処理    間接測定における最小2乗法
             誤差の伝搬法則と測定の計画、有効数字

 (5) 指示電気計器  級、原理、回路計
             (ブロック線図、ラプラス変換、ステップ応答)

 (6) 計器の使用法    内部抵抗、入力抵抗、テブナンの等価回路、重ねの理

 (7) 計測用回路素子   L,C,R,ダイオ−ド、トランジスタ、演算増幅器

 (8) 各電気的量の測定法 DC電圧、電流、電力、インピ−ダンス素子、周波数の測定
             電子電圧計 AC−DC変換における3種の変換方式

 (9) 波形観測      機械式オシログラフ  直線書き、周波数帯域
             電子式オシログラフ(オシロスコ−プ)
                同期、遅延トリガ、プロ−ブ
                ディジタルオシロスコ−プ

(10) 予備   まとめと時間があれば下記項目の概要のみ述べる。

   波形分析      スペクトラムアナライザ、歪率計

   磁気的量の計測  磁束密度、磁化特性

   電気磁気量以外の量の計測  光、温度、歪

   電子式計測器         DVMとDMM、ディジタルLCR計

   自動計測の基礎       自動化の利点と自動化の目的

4.評価法  定期試験 80%、宿題その他 20%

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情 報 処 理 特 論(選択)

(4学年4班)

萩原述史

(電話2287)

1.授業の位置付け及び目標

コンピュ−タ工学を履修し大型計算機の利用についてはある程度の知識、技能を修得している。しかし、学生が身近な問題を電子計算機を利用して処理するようになっているかというとそのような学生は少ない。特に、パソコンを所有している学生は多いのに、ワ−プロ以外の利用をしていない学生がほとんどである。
   したがって、本講義ではパソコンによるデ−タ処理や自動計測システムへの利用の教育を通じ、電子計算機の利用技術の広がりを理解させる。

2.教科書  教科書は用いないが、下記参考書の(1)(3)を参照する。
  参考書
(1) BASIC  数値計算と図形処理  塚本・増水著 森北出版
     
(2) BASICリファレンスマニュアル NEC
     
(3) MS−DOS版N88日本語BASICコンパイラ  ナツメ社

3.講義内容
 
(1) パソコンとBASIC
  
1) 計算機の構成    1W
  
2) オペレ−ティングシステム    1W
  
3) アプリケ−ションと言語
   
4) BASIC      2W
     コンパイラ
     インタプリタ
コマンド
     ファイルの扱い
      2W
     通信
     デ−タの保存とバックアップ グラフ表示
      2W
  
5) パソコンによる周波数応答の計算とボ−ド線図の描画
     OPアンプを利用した2次BPF
     伝達関数と周波数応答
2W
  
6) 自動計測のためのパソコンの利用 1W
     GPIB       概要
      インタ−フェイスバスの構成
      インタ−フェイスバスの機能
      電気、機械仕様
      制約条件
      コマンド
      デバイス
   自動計測プログラム
3W
      問題設定
      デバイスプログラムの作成と検討

4.評価方法  試験:70%、宿題等:30%

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